さくさくのうつうつ

30代の会社員さくさくのうつになった話。

今を生きる

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本を読めるようになってきてからたくさんの本を読んできました。

行動経済学に興味津々で読み漁ったり、心理学やカウンセラーになるためのものも。そしてここ1ヶ月くらいはミステリー小説なども読めるようになってきました。最初は実用書のようなものばかり読んでいて、空想の話はちっとも読みたい気持ちにならなかったので、時間が経つことで感じ方や気持ちって変わっていくんだなあと実感しています。

 

読んだ本の中には二度目、三度目に読んだ本もありました。特に今の自分にとって考えるきっかけになる言葉や、考え方を整えていくために役立った言葉はノートに書き出して反芻します。

中でも自分の考え方の向きが変わったり、ハッとさせられた本は何と言っても『人生を半分あきらめて生きる』という本です。

この本に出てくる言葉たちにはとても癒されました。柔らかい気持ちになる〜とかではなく、本当に傷が癒えていくような感覚になりました。

 

休みに入ってから、こうしたかった、ああしたかった、こうなりたかった…と後悔ばかりの私。

そんな私に刺さった言葉がありました。

 

《ただ、今この瞬間を心を込めて生きること。ただそれだけだ、ということを胸に刻んで生きていくことです。

「こうなるはずだったのに」というのは“過去に抱いた願望”へのとらわれ。

「いつかきっとこうなるはず」というのは“未来の空想”へのとらわれ。》

 

今を生きると言うことは、ただ漠然と今起きている物事に対処しているだけではなくて、今の前後にあたる過去と未来に囚われないで今という時間を過ごすことだということがわかりました。

そう考えると今を生きられてなかったです。完全に過去未来に悩まないことは無理だと思うけど、足枷になる程になるとそれがまさに囚われているという状態なのだと思います。囚われはよくないですよね。今すらも見えなくなってしまいます。

 

とはいえ、もっとがんばれたのでは…そもそも異動したことが間違いだったのか…など考えてしまいます。でも、このことばかり考えて鬱々とすることは無くなってきたので私も囚われからすこし解放されてきているかな、と思います。