さくさくのうつうつ

30代の会社員さくさくのうつになった話。

休職して五ヶ月経ちました

3月いっぱいで休職してから約五ヶ月経ちます。

お休みに入る時に心療内科の先生から「五ヶ月くらいは休んだほうがいいかもね」と言われていて、そんなに長く休まなくても大丈夫だろう…と思っていましたが、五ヶ月経ってしまいました。それでもまだ復職できていません。

 

休職した当初は、自分が休むことで途中の仕事を誰かが引き継ぎなしでやらないと行けないことにとても苦しみました。どうするんだろう、誰がやるんだろう、お客さんには何て説明するんだろう、ああこんな迷惑をかけるなんて本当にダメな私だ…。という感じのことをずっと考えて、泣いていました。


でも二ヶ月くらいたった時に薬が増えてからパーっと思考が開けるような感覚になって、苦しんでいた感覚が雲散霧消していきました。私は何に対して悩んでいたんだっけ、というほど気持ちに変化があり、薬の力の強さに慄き感動しました。薬で気分が変わってしまうなんて不思議です。やっぱり気の持ちようなんかではなくて、脳の具合が悪いってことなんだなと再認識できました。

五ヶ月たった今もこの薬は飲み続けていて、気分の上がり下がりもだいぶ安定してきた感じもしています。


この頃くらいから会社のスマホで、仕事のチャットを時々見られるようになってきました。当初はスマホが自分の近くにあるだけで心臓がバクバクして冷や汗が出ていましたが、この頃には少し見たりメールを確認したりすることができるようになっていて、総務の方とのやりとりはメールで行えていました。(電話だとドキドキするのでメールでできたのはとてもありがたかったです)


休みに入ったばかりの頃は、とにかく申し訳ない気持ちでいっぱいで他に何も感じる余裕がなかったけれど、五ヶ月たった今は申し訳ない気持ちはありつつも精一杯やったんだからいいじゃんと思えるようになってきています。

自分ができなくてギブアップした事実は心の底辺にどっしり残っているけれど、その上に「次頑張ること」を乗せていけそうな気がしています。


明日何しようかな。

そう考えられるようになってきたらいい感じですよ。

と、先生が言っていた通りになってきています。

気分が良くなることなんてもう一生ないだろうというほど低迷していた気持ちも、じわじわと右肩上がりで回復してきます。

あれ食べたいな、これが欲しいな、こうしたいな、ああしたいな。

過去の事ばかり繰り返し考えて後悔や自分を責める事ばかりしていたのが、こうやって先のことを考えられるようになってくるのです。自分でも不思議です。

自分が強くなったわけでも、何か特別な武器を手に入れたわけでもないのに気分が変わってきたのです。

きっかけは薬のおかげだと思うけど、それでいい調子が持続できるようになってきたんだなと思えています。


この調子で復職を目指します。

自信はないけど。