さくさくのうつうつ

30代の会社員さくさくのうつになった話。

私は私について鈍感

自分の体調や精神状態などについてすごく鈍感だという自己評価です。

例えば、すごく疲れているとか、具合が悪いとかを感じ取る力が弱くて本当に具合が悪くならないと自覚できない傾向があると思っています。だから自分で気がついた時には結構症状が進行してしまっていることも多かったし、まさに今回うつでお休みすることになったことも自分の鈍感さの影響もあったと感じています。

 


それに加えて自分のキャパシティを多く見積もる傾向もあります。自分の持っている手札を無理して(無理している自覚はない)増やしたり、予定時間を短く設定してしまったり。

文字にするとすごい仕事ができない人だな…。

 


「自分のキャパシティの捉え方、なんかダメかも?」と思い始めた出来事があります。かつて一緒に働いていた同僚が手持ちの仕事がいっぱいになってしまったから少し分担して欲しいと依頼がありました。その時自分のキャパはいっぱいになってなかったので、もちろん承諾。

ところが、彼女は私よりも早く帰ったのです。

ん?いっぱいだったんじゃないのかな…?

ここで気がつきました。彼女と私ではキャパシティの捉え方が大きく違うことに。

自分が働ける目一杯というのは、定時時間内+残業時間MAXの状態でした。でも彼女は定時時間内だけに設定しているようなのです。

目が覚めたような感覚でした。

確かに「残業」だから無理にしなくてもいいのですが、残業時間までフルに使い切って仕事をする、と自然と思っていたのが私でした。他人が定時で帰ることにはなんの抵抗もないですが、「時短とかでない限り残業時間まで含めてキャパを設定しておくもの」と思っていたのです。

でもそうじゃなかった。何も予定がなくても定時で上がることを目標にしてもいいし、予定があるからと断ってもいいし、平日に予定を入れても良かったのです。

 


振り返ってみるとずいぶんと長い間この感覚で自分のキャパシティを設定していました。

ただでさえ自分の感覚に鈍感な上にこのような感覚で働いていたものだから無理が祟ってしまったのかもしれません。

次からは自分に余裕を持たせてキャパシティを設定し、その中でベストを尽くせるように自分のコンディションを整えていきたいです。

そして、自分の感覚に鈍感なんだから自分が思っているよりも手前で抑えること、限界点をできるだけ認識してそこまで頑張らないことを目指したいです。